先日、わたしが祖母の葬儀に参列するのに4日間自宅を離れました。1歳になったばかりの次女と離れるのは初めてです。
そのため、次女の授乳を卒業することになりました。
嬉しい?悲しい?
授乳がなくなったのは、とても楽です。出先で授乳室を探す必要もなくなります。
寝かしつけも、一緒に横になるだけでいつの間にか寝るようになりました。今は風邪をひいていて、夜中に咳き込んで起きてしまうこともありますが、朝まで爆睡してくれる日もあります。
洋服の制限もなくなります。ワンピースは授乳するのに不便なので最近はほとんど着ていませんでしたが、これからは好きな洋服を着られます。
でも、やはり終わってしまうとさみしいものです。
こどもは4人で大満足、5人目はもう考えていないわたしたちにとっては、次女が最後の乳飲み子です。
もう授乳することはなくなるんだと思うと、ちょっとした虚無感におそわれます。
今回は今までと状況が異なります。突然やめなくてはいけなくなってしまったのです。
「もう少し満喫したかったな」授乳は面倒だと文句を言いつつも、そういう気持ちが消えないのは事実です。
我が家の2人目・長男と、4人目・次女は、それぞれすぐ上の子がまだ授乳している時期に妊娠しています。妊娠中の卒乳って楽なんですよね。
身体的にも精神的にもです。
卒乳する時って、時期や人によって個人差はありますが、多くの場合胸がガチガチになります。熱を出したり、寝返りを打てないほど痛みが出ることもあります。
しかし、妊娠中の卒乳では胸の張りや痛みがなく、すっと終われるのです。3人目・次男の卒乳は、友人家族とキャンプへ行った日でした。
朝から晩まで1日中楽しく遊んでいました。友人家族には次男の1学年上のお兄ちゃんがいて、虫とりしたり海で遊んだり、花火をしたりしました。
そんな感じで遊んだので、寝るとなったら秒で寝てしまい、朝まで1回も起きません。
1日授乳しなかったことで、次男は見事に卒乳です。楽しいことが絶え間なくずっとあると、簡単に卒乳できるものなのだと初めて知りました。
ちょっとさみしい気持ちもありましたが、すでに妊娠して次の子が生まれることがわかっています。また授乳できるので、卒乳を前向きに捉えることができました。
しかし、今回は急きょ祖母が亡くなり、明日から北海道へ行かなければならない。次女や家族と離れたくないけれど、祖母の葬儀に参列しなかったら一生後悔する…
苦渋の決断でわたしは北海道へ向かいました。
夫にとっては、いきなり4人のこどもとのワンオペ生活、しかも末っ子は突然の卒乳を余儀なくされた状態です。考えるだけでカオスな4日間だったのではないかと推測されます。
わたしはわたしで、環境の変化や胸の痛み、寒暖差と戦っていました。帰る直前にひどい片頭痛を起こしてしまい、なんとかギリギリの状態で帰ってきました。
卒乳すると、それまで出ていた「プロラクチン」や「オキシトシン」などのホルモンの分泌が急激に減ります。オキシトシンは幸せホルモンや愛情ホルモンと呼ばれるホルモンです。
それらが一気に出なくなることで、体のホルモンバランスが崩れます。
GW明けということもありますが、やる気が出ないことと異常なだるさに悩まされています。何をするにも体が重たくて、朝起きられない日も。
妊娠中や産後のホルモンバランスの変化はよく耳にします。卒乳後も同じようにホルモンバランスが乱れる時期なのに、あまり話題にならない気がします。
この卒乳後のホルモンバランスの乱れは3ヶ月ほど続くようです。わたしの場合8月までは無理をしてはいけない時期なんだと再確認しました。
本当に体が重たくてしんどいですが、いつかは通る道です。思いの外早く、しかも突然その時がきてしまったので今はまださみしさが残っているのが正直なところです。
しかし、この夏は大好きだったワンピースが着られます。
終わってしまったことでくよくよせずに、楽しいことを考えながら、この重だるい体としばらく付き合っていこうと思います。