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【体験談】無印良品 南房総 日帰りアグリ体験レポート

無印良品が好きでよく買い物へ行っているのですが、夫がお店に置いてあるチラシに目をとめました。

内容は「日帰りアグリ体験」の募集でした。

楽しそう!!と即申し込み、先日行ってきました。

主に2つのイベントがあります。

ひとつめは、里のMUJIみんなみの里で行われる食のワークショップ。メロン農家さんのお話や調理体験などです。

ふたつめは、館山市へ移動しての牧場体験です。

千葉県鴨川市には道の駅のような形態の無印良品があります。

そこには通常の無印良品の商品も売られています。他にレストランや直売所、ワークショップスペースなどが併設されていて、いつも激混みです。

里のMUJIみんなみの里でのワークショップは10:30からで、10時前には到着しました。直売所エリアで野菜や果物を買っていこうとお店の中へ入ったのですが、すでにレジは長蛇の列でした。

しかし、新鮮でいかにも美味しそうな野菜が100円、大きな美味しそうなカリフラワーが200円で売っていたので、迷わずレジに並びました笑。

直売所と思えば朝から混んでいることもわかるのですが、駐車場には他県ナンバーの車が多いのが印象的でした。

野菜をたんまり買い込んでから、メロン農家さんの話を聞きます。

温室メロンの話だったのですが、1株に1つのメロンしかつけません。育っていく過程の中で、あらかじめ良さそうな実を1株あたり3つ残し、あとはつるごと切ってしまいます。

そして、最後残した3つの実から1つに絞るそうです。

わたしも家庭菜園でスイカを何度か育てたことがあるのですが、スイカの中でも大玉スイカは1株に1つの実だけ育てるのが主流と言われています。

いくつも実をつけておくと栄養が分散してしまい、甘くて美味しいスイカが育たないからです。

でも、小さな赤ちゃんスイカを摘果するのってすごい勇気がいるんですよね。

もしかしたら残した1個が育たないかもしれない。そう思うと、ついつい摘果が遅れたり、摘果せず見守ってしまったり。

家庭菜園レベルであればそれでも問題ないですが、農家さんは違います。

また、出荷の際には傷があったり大きさがちょっとずれるだけで「規格外」となってしまい出荷できなくなることもあります。

本当に過酷だなと痛感しました。

摘果した小さな赤ちゃんメロンを試食させていただきましたが、とてもおいしかったです。味はきゅうりのような感じでした。

ワークショップの後は、併設しているCafe&Mealでランチをして、その後各自で館山市にある牧場へ移動。

牧場では、牛に餌やり体験をさせていただきました。

牧場での体験と聞くと真っ先におもいうかぶのは乳搾りだと思うのですが、餌やり体験と聞いてびっくりしました。

というのも、わたしは父方の祖父母が酪農を営んでいました。

夏休みなどに帰省した際には牛舎で遊ぶこともよくあり、普通の人よりも牛と触れ合う機会が多くあったのです。

しかし、そんなわたしでも牛の餌やりはしたことがありませんでした。

初めての餌やりにドキドキ。

牛は大きくて怖いイメージもありますが、目が大きくてとても可愛らしい動物です。

最初は長男も次男もビビっていましたが、徐々に慣れて上手に牧草を牛に食べさせていました。

その後は、「酪農をやめたくてもやめられない」という実情を伺いました。朝早く、夏は暑く、冬は寒い過酷な労働条件、高齢化も進んでいます。

祖父はもう10年近く前に亡くなりましたが、牧草由来のカビが原因で長く肺を患っていました。生計を支えていた酪農ですが、同時に大好きなおじいちゃんの寿命を短くしたのも酪農かもしれません。

牛乳をたくさん飲もう!国産のものを買おう!という綺麗事では済まされない現状を目の当たりにしました。

しかし、このような現状を知って飲む牛乳と知らないで飲む牛乳では見方も違うはず。小学生である長女や長男には、ちょっとでも心の片隅に響くものがあればいいなぁと感じます。

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