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【面白い!】再生野菜「リボベジ」をこどもと楽しく観察

再生野菜やリボベジという言葉を聞いたことはありますか?最も有名で手軽にできるのが豆苗だと思います。

豆苗は通常ビニールでパッケージして売られていますが、下の方に種と根っこがついていますよね。使う時はその上を切って料理します。

残った種と根っこはどうする?そのまま捨てたらもったいないのです。豆苗は残った種と根っこでまた豆苗が育ちます。これが再生野菜、リボベジと呼ばれているものです。

用意するものは2つだけ!

  • 豆苗の下半分(種と根っこの部分)
  • ひとまわり大きめのトレーやお皿

手順も簡単で、豆苗の下半分をトレーにのせて、あとは1日1回お水をあげるだけです。1週間もすれば、全体の半分程度の豆苗が収穫できます。

我が家は6人家族なので主食としては物足りないですが、副菜はちょっとした彩りとして添える分としては十分な収穫量です。最初に2パック買っておいて育てると、1パック分くらいは収穫可能な計算。

元々1パック100円前後で買える豆苗はそれだけでも家計に優しい野菜ですが、リボベジで再度収穫すればさらにお得になります。

こどもたちもリボベジにはとても興味を示してくれています。ちょっとずつちょっとずつ成長していく姿はなんとも愛らしいもので、「大きくなったね〜」や「いつ食べる?」などと話しています。

また植物は光の方へどんどん伸びていく性質があります。豆苗も一方向から光を当てて育てると、上ではなく、光の方へどんどん伸びていくのです。ライトや窓際などで実験してみるのも面白いです。

他にもリボベジが向いている野菜をいくつか紹介していきますね。

  • 人参
  • 大根
  • ネギ
  • レタス

中でも特にお手軽なのが、人参や大根などの根菜です。スーパーで売られている状態でしかみたことないこどもも多いと思いますが、人参や大根の上部には葉っぱがついています。

葉の部分はついているとしおれやすいので切って出荷されるのですが、この葉の付け根部分、人参や大根の上部はリボベジできます。

豆苗とやり方はほとんど変わらず、切った切り口を水につけるだけでOK。3〜4日くらいで葉の付け根あたりから可愛らしい葉っぱが出てきます。

わたしはヨーグルトのカップで人参をリボベジしていたのですが、2週間もすると葉っぱがカップを超えてぐんぐん伸びてきました。特に肥料は与えていません。たった5mmくらいの幅に切られた捨てられるはずだった人参ですが、そこにはまだまだ養分がたくさん含まれていることがわかります。

野菜が持っている強い生命力を感じますよね。

人参は最初こそあまり伸びませんが、ある時を境に一気にぐんぐん伸びてきます。最初に伸びないからとやめてしまわずに、気長に様子をみてあげてください。

逆に失敗してしまったのは水菜です。毎日水を変えていたものの徐々に根本が腐ってしまい、リボベジできませんでした。

腐るつながりで注意点を紹介しておきます。リボベジは1年中できますが、冬にやるのがおすすめです。そして、水は毎日変えましょう。

ズボラなわたしは「お水は毎日変えてね」とこうやって紹介していますが、実際にはお水を変え忘れることもしょっちゅうあります。冬はそれでも問題なく育つことがほとんどですが、夏は高確率で腐ります。

腐ると、野菜の根本がぬめぬめドロドロになります。実際にわたしは冬にやったにも関わらず水菜を腐らせました笑。お水は毎日変えましょう!!

最後に上手にリボベジするコツは、あまり真剣にやらないこと。元々は料理の際にポイっと捨ててしまうような部分です。失敗して上手に育たなかったとしても、何ももったいないことはありません。

「失敗した〜ショック」「わたしって植物を育てるのに向いてないかも」と凹む必要もありません。

捨てちゃう野菜が成長したらラッキー!なのです。キッチン周りに緑が増えると和みますし、こどもたちも興味津々です。人参の葉っぱや大根の葉っぱを見たことがないこどもも多いと思います。人参の葉っぱってこんな形をしているんだね、と知れたらそれだけで万々歳なのです。

こどもの教育って難しいことも多いけれど、こんな簡単なことでもこどもにとっては驚きや感動が詰まっていると思います。

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