「家事貯金」はわたしが常に大切にして心がけていることです。
時間に余裕のあるうちに面倒な家事を済ませたり、少しでも進めておきます。そうすると、こどもや家族との時間を増やせます。
わたしがよくやる家事貯金はこんなものがあります。
- 昼食を準備する時に夕食の下ごしらえをする
- 掃除は何かのついでに行う
- 洗濯物はドラムで乾燥まで終わらせる
- 細かい分類をやめ最速で片付ける
わたしは家で仕事をしており、昼食は何かしら用意しています。もちろん、たまに外食したり買って済ませることもありますが^^;
夕方に習い事の送迎がある日や、次の日がこどものお弁当DAYという時は、昼食の準備と合わせて夕食の下ごしらえも開始します。
そうしておかないと、夕方バッタバタでとんでもなく忙しくなるのです。
夕食の下ごしらえと言っても大したことはなく、野菜をあらかじめすべて切っておいたり、お肉に下味をつけておいたり、そのくらいです。
でも一から夕食の準備をすると時間がかかりますが、材料が全て切ってあれば、あとは炒めるだけなのでかなりの時短になります。
また、夕食の準備で包丁とまな板を用意しなくて済み、夕食時の洗い物が減ります。
我が家の4人のこどものうち、下2人は1歳と2歳です。夕方になるとだんだん機嫌が悪くなる日もあり、なかなか思うように夕食づくりが進みません。
時間通りに進まないと、わたし自身も焦りからだんだんイライラし始めます。
悪循環でしかないこのイライラを解消したくて始めたのが「家事貯金」です。
ちょっとした工夫で夕食づくりに余裕ができると、できることが格段に増えました。習い事の送迎がそのうちのひとつです。
現在小学3年生の長女と小学1年生の長男は週に2回習い事をしています。送迎の手間を減らすためにふたりとも同じ曜日の同じ時間です。
ふたりが小学生になったら送迎をやめて仲良く行ってもらおうかと思っていたのですが、冬の夕方は暗くなるのが早いです。
また、送り迎えして欲しいというこどもたちのリクエストもありました。
家事貯金していなかった時は、送迎が終わってからのドタバタとイライラがものすごくて…帰り道に習い事がどうだったか聞く余裕がなく、「早く帰らなきゃ」と急足でした。
「夕食を手抜きするか、別の時間にあらかじめ作っておくしかない」
そう考えて試行錯誤した結果、今の家事貯金のスタイルが始まりました。
他にも元々持っていた「固定観念」も少しずつ手放すようにしています。
掃除の時間、片付けの時間をきちんと確保した方が綺麗にはなります。できる時はわたしもそうするようにしていますが、毎日きっちり掃除や片付けをするのは難しい時が多いです。
なので掃除も片付けも何かのついでに行ったり、「とりあえず床に物が落ちていなければOK」とハードルを下げました。
トイレから出る時に一拭きだけ。お風呂から出る時に、スクイージーでさっと水気をとっておくだけ。
100点の掃除とは程遠いですが、現状のわたしとしては及第点です。
さらに捨てた固定観念は「温かい料理=美味しい」というものです。もちろん温かい料理は美味しいです。
しかし、冷たいものが美味しくないわけではないですよね。冷たくても美味しいものはあります。
また、お弁当の原理で「温かい方が美味しいけれど、冷めても十分美味しい」という料理も存在します。
ご飯とお味噌汁が温かければOK、あとは冷たくて美味しいものや冷めても美味しいもののレパートリーを増やそうと考えました。
結果は成功だと思います。家族は冷めても美味しいと喜んでくれましたし、わたしもイライラしながら夕食を準備することが減ってとても良かったです。
わたすにとって家事貯金は、心の余裕を生み出す武器となりました。